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新卒採用

部門紹介
(プロジェクトITサービス部)

プロジェクトメンバー


プロジェクトITサービス部

部長林 慶輔



事業の紹介

私の属しているプロジェクトITサービス部は、お客様である建設会社の真のIT戦略パートナーとして、開発・構築・保守・運用までを全面的にサポートしている部署です。
プラント建設のITとは、最上流設計であるプロセス設計から始まり、プラントを作るための資材調達、配管溶接など無数の工事、そのためのスケジュール・作業員の配置計画・プラント建設にかかわるすべてのコスト管理などすべて業務全般のITを担当しています。いかに建設にかかわるコストを最小化し、効率的かつ迅速にプラント建設を進められるか、その中心をITが担っているといっていいでしょう。


プロジェクト

お客様のプラント建設プロジェクト規模が大きいのも当部門の特徴で、現在海外に1兆円を超える規模のプラント建設プロジェクトに関わるITをサポートしています。金額も大きいですが、その敷地もとても大きなものになっています。比較すると横浜のみなとみらい地区の全面積に相当するほどです。この巨大なプラントにおいて、お客様のEPC(Engineering(設計)/Procurement(調達)/Construction(工事))は、膨大な図面、膨大な資材、膨大な人員、関連会社、そして進捗などすべてを管理しています。

求められるITの技術要素は、3D CAD、サーバーレス、モバイル、センサー、AIなど、まさに最新のコンピュータシステムの塊といえます。


仕事の流れ

システム開発において、日本で社員とビジネスパートナーとで実施するのが主流ですが、最近では海外ビジネスパートナーと連携するオフショア開発の割合も増加しています。
このため海外の現地SEの監督や教育も私の業務範囲になっています。プロジェクトが立ち上がった当初は進捗遅れが発生してしまいそうでしたが、急遽海外まで出張し現地で作業指示をすることでそれを乗り越えることができました。

今では現地とのやり取りはほぼリモートですし、公用語はなぜか日本語なので、システム開発を実施する上でのコミュニケーションの課題はありません。さらに数年間オフショア開発を実施していることにより品質・生産性も向上しています。


キャリア形成について

プラント建設は閉じた世界ですので、専門性の高い知識とお客様の業務内容への深い知見が重要となります。
お客様との打ち合わせにおいても、工程の効率化や省力化を進めていくためにIT関連の知識はもちろん、各工程や必要とされるスキルやスタッフの配置、スケジューリングなど、プラント建設に特化したさまざまな専門知識が求められます。開発初期から導入後のサポートすべてにわたり、お客様と一体となって仕事を進めていくためには、専門用語の習得や業界の理解は不可欠なのです。

逆に言えば、そうしたITとプラント建設の両面の専門知識を有しているからこそ、良い提案もできるし、お客様から大きな信頼を得ることができていると実感しています。

ただし一人前に成長するには時間がかかります。1年ほどで習得できるものももちろんありますが、業務を通じて得られる知識は10年程度かかるものもあります。これは当部門だけでなく、他部門のさまざまな業務でも同様に不可欠な要素でしょう。 とはいえ、新入社員でプラント建設の知識がある人はほとんどいません。業務を通じてプラント建設の専門用語やITの知識を身につけてもらい、ゆくゆくはお客様に提案できるようになっていく。それが当部門スタッフの成長の道筋であり、お客様からの高い信頼の礎となっているのです。


将来の展望

IT部門は、お客様である建設会社の設計や工事部隊を牽引していける立場にあると思っています。設計、調達、工事の業務は個々にIT化されていますが、それらを連携することができれば、お客様の効率化や収益性は格段に進むはずです。これが当社の大きな柱になるはずですから、この分野をリードするという気概を持って取り組んでいます。

私自身プロジェクトを牽引するリーダーとして、プロジェクト全体を管理する立場で仕事をしています。だからこそ、若手社員の良き模範となるようと努めなくてはいけないことを痛感していますし、教育、技術だけでなく人としていかに成長してもらうか、それを当面の私の最大の課題としています。


プロジェクトITサービス部 林 慶輔