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2021/10/29
【1】あなたの会社のプロジェクトはITを活用できているか
インターネットの普及、プロジェクトの複雑化、グローバル化により世界の様々なステークホルダーがいる中、短期間で作り上げていくプロジェクト。情報の波が錯綜しているこの時代、昔のようにプロジェクト管理パッケージのオペレータを選任で雇って管理するだけの時代ではなくなってきている。いかにスピーディにシステムを準備し、必要とされかつ正しい情報をみんなで可視化・共有化できるかが重要となっている。
さて、あなたの会社のプロジェクトはITを有益に活用できているか?
本コラムでは、長年プロジェクトマネジメント支援に携わっていた弊社コンサルタントが、これまでの経験からJVのようにプロジェクト期間だけプロジェクト関係者だけが使えるようなシステム作り、生産管理とプロジェクト管理の統合であるプロジェクト生産管理(Project Manufacturing)システムなどの導入や利用についてお伝えしていく。
次世代プロジェクト管理に向けて、今必要なプロジェクト管理システムとは何か参考にして頂ければと思う。
※本文中のARES PRISMはブランド名を「Contruent Enterprise」に変更いたしました
どの企業でもプロジェクトでITシステムを活用していると思う。
たとえば、Microsoft Project や Oracle Primavera などのプロジェクトの工程・リソース管理アプリケーション、Auto CAD などの CAD/BIM アプリケーション、その他プロジェクトコストの管理や見積などのアプリケーション、何かしらのシステムを使用しているのではないだろうか。
私も実際に Primavera を使用して自社プロジェクト管理や、お客様向けに Primavera のサーバー環境構築や導入/運用支援・既存システムとの連携開発を行ってきた。
しかし、自分の体験やお客様からの声を聞くと IT部門から「サーバーが届くまでに1カ月かかります」と言われたり、サーバーやネットワーク環境構築に伴う社内申請、また海外へ持ち出すときの社外申請など、アプリケーションは買ったのにすぐ使えないという問題に必ずあたってしまう。
とくにプロジェクトが JV(ジョイントベンチャー)だと、他社と同じシステムを使わなくてはならず、自社システムが使えなかったり、IT部門に JV対応用システム改修を依頼したりと、プロジェクト側も IT側も頭を抱えている。
私はそのような課題を抱えているプロジェクトや ITの方々にプロジェクトアプリケーション専用クラウドをお勧めしている。
以下の画面は自分の PC のブラウザからプロジェクトアプリケーション専用クラウドにて、工程・リソース管理の Oracle Primavera とプロジェクトコスト管理の ARES PRISM を利用している例である。
プロジェクトアプリケーション専用クラウドの良いところは、何と言っても登録したアプリケーションが全世界どこでもインターネットですぐに使えて、かつプロジェクト関係者専用画面で関係者間のコミュニケーションや伝達事項のやり取りができることだ。
これからは重いパソコンを持たずに手ぶらで出張する時代になるに違いない。
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カテゴリ:プロジェクトマネジメント